スタッコ仕上げって何?特徴やメリットとデメリットを徹底解説

スタッコ仕上げ

スタッコ仕上げは、モルタル外壁の仕上げの1つで、昔からよく戸建てやマンション、ビルなどの外壁で使用されてきました。

現在は戸建てではサイディングボードやALCパネル、マンションやビルでは吹き付けタイルが主流ですが、リフォームで外壁に個性や重厚感を出したい場合など、まだまだ需要があります。

そもそも『スタッコ』という言葉を初めて聞いて、気になって調べている方もいるかと思います。

スタッコのことを全く知らない方でも、この記事を読めば一通りスタッコ仕上げについて理解できるように、

  • スタッコ仕上げって何?
  • スタッコ仕上げの特徴
  • スタッコ仕上げの工法
  • スタッコ仕上げのメリットとデメリット
  • リシン仕上げとの違い
  • スタッコ仕上げの費用相場

こちらの内容をお伝えします。

外壁塗装を成功させる上で、本記事がお役に立てれば幸いです。

この記事のポイント
  1. スタッコ仕上げには『コテ塗り』と『吹き付け塗装』がある
  2. スタッコ仕上げはデザイン性が高いが、汚れが付着しやすい
  3. リシン仕上げと比べて耐久性がある
  4. 費用相場は吹き放し仕上げで2,000円~2,200円/㎡
目次

スタッコ仕上げって何?特徴を解説

スタッコ仕上げ

スタッコ仕上げとは、モルタルの外壁で使用される個性的な模様を表現するための塗装の1つです。

英語では『stucco』と書き、石灰と水で作られる化粧漆喰で、特徴はセメントや骨材などを塗料と混ぜて塗り込むため、厚みがあり重厚感のある仕上がりになることです。

昔に比べ施工数は減少傾向であるものの、外壁の塗り替え時や、外壁仕上げにこだわりのある方など、まだまだ需要はあります。

個性的な表現ができるデザイン性の高さが強みの仕上げです。

スタッコ仕上げの工法

スタッコ仕上げの工法には、

  1. コテ塗り
  2. 吹き付け塗装

の2種類があります。それぞれについてご説明します。

コテ塗り

職人さんがコテを使って塗り込む工法です。金ゴテや木ゴテなど様々な道具を使って、個性的に仕上げていきます。

職人さんの技術力によって、仕上がりにかなりの差が出るのがコテ塗りの特徴です。

コテ塗りは、職人さんの腕の見せ所ですので、やりがいを感じている職人さんが多くいます。

業者さんに依頼する際の注意点

塗装屋さんより左官屋さんが得意とする作業ですので、依頼する際は『熟練の左官屋さん』にお願いすることをおすすめします。

また、職人さんによって仕上がりに差が出るものの、ある程度仕上がりは決まっておりますので、業者さんにサンプル帳を作成してもらい、仕上がりのイメージを共有してからお願いするようにしましょう。

吹き付け塗装

吹き付け塗装とは、『スプレーガン』と呼ばれるミスト状の塗料を噴射する機械を使い吹き付ける工法です。

スタッコ仕上げではこの吹き付け塗装が一般的てす。

吹き付け塗装の中でも以下の2種類の仕上げ方法があります。

  1. 吹き放し仕上げ…吹き付けしてそのまま固める
  2. ヘッドカット仕上げ…吹き付けたあとにローラーやコテで押さえつける

吹き付け塗装の特徴は、コテ塗りとは違い職人さんの技術力に左右されることがあまりなく、安定的に仕上げられるところです。

業者さん依頼する際の注意点

コテ塗りと比較すると安定的に仕上げられるものの慣れていない職人さんの場合、吹き付ける際にムラが出ることがあります。

また、コテやローラーの押さえつけ方によって印象がガラッと変わるため、施工経験が豊富な『熟練の職人さん』にお願いする必要があります。

また、コテ塗り同様にサンプル帳を作成してもらい、仕上がり状況をイメージしてからお願いするのがおすすめです。

スタッコ仕上げのメリットとデメリット

工法メリットデメリット
コテ塗りデザイン性がある
耐久性がある
職人さんの技術力にかかっている
汚れやすい
ひび割れしやすい
補修跡が目立つ
吹き付け塗装デザイン性がある
工期が短く費用が安い
職人さんの技術力にかかっている
汚れやすい
ひび割れしやすい
補修跡が目立つ
スタッコ仕上げの工法とメリット・デメリット

こちらがスタッコ仕上げのメリットとデメリットです。

基本的には、メリット、デメリットともにコテ塗りと吹き付け塗装で大きな差はありませんが、吹き付け塗装の方が工期が短く費用が安くなります。

業者さんによってはメリットしか伝えないこともありますので、デメリットも十分理解した上でお願いするようにしましょう。

メリット

スタッコ仕上げのメリットとしては、

  • デザイン性が高く個性的な模様を作れる
  • リシン仕上げと比べて耐久性がある
  • 吹き付けスタッコの場合は工期が短く費用が比較的安い

があります。それぞれについてご説明します。

デザイン性が高く個性的な模様を作れる

スタッコ仕上げの一番のメリットはデザイン性が高いことです。

平坦な外壁が物足りないと思っている方には最大のメリットではないでしょうか。

職人さんが手作業で塗り込むため、仕様の範囲内であれば幅広いデザインに対応可能です。

リシン仕上げと比べて耐久性がある

スタッコ仕上げは膜厚があるため、リシン仕上げと比べて耐久性があります。(リシン仕上げについてはのちほど比較表とともにお伝えします)

膜厚があるということは雨や紫外線などに強く、外壁へのダメージを抑えられます。

吹き付けスタッコの場合は工期が短く費用が比較的安い

吹き付け塗装とコテ塗りを比較すると、吹き付けスタッコ仕上げの場合は機械で吹き付けるため、手作業のコテ塗りスタッコ仕上げに比べて工期が短く費用を比較的安く抑えられます。

デメリット

スタッコ仕上げのデメリットとしては、

  • 職人さんの技術力によって仕上がりに差が出る
  • 汚れが付着しやすい
  • ひび割れしやすい
  • 補修すると跡が目立つ

があります。それぞれについてご説明します。

職人さんの技術力によって仕上がりに差がでる

メリットでデザイン性が高いとお伝えしましたが、これは手作業であるためで、悪く言えば技術力のない職人さんが作業すれば仕上がりがイマイチになるケースもあります。

これはコテ塗りに限らず、吹き付け塗装でも同じことが言えます。

仕上がりのイメージを共有したものの、その通りに仕上がらない可能性もあるため、デメリットを避けるためにも熟練の職人さんにお願いする必要があります。

汚れが付着しやすい

スタッコ仕上げは凹凸やトゲトゲのある仕上げのため、汚れが付着しやすくなります。

吹き付け塗装での凹凸と比較して、コテ塗りでのトゲトゲザラザラの仕上げになると汚れがなかなか落ちません。

デメリットに対する対策として、メンテナンス費用がかかりますが、見た目を維持するために定期的な洗浄を業者さんに依頼する方法があります。

ひび割れしやすい

スタッコ仕上げは膜厚があるとお伝えしましたが、乾燥するとカチカチに固まります。

そのため、下地の動きに追従できず、年月が経つにつれてひび割れが起きてきます。

このデメリットは、性質上対策がなく、スタッコ仕上げを選ぶ上では、ひび割れの可能性を受け入れられるかが重要です。

補修すると跡が目立つ

ひび割れしやすいスタッコ仕上げですが、仮にひび割れを放っておくと雨漏りに繋がる可能性があるため、ひび割れした場合は補修が必要です。

スタッコは独特の模様なため、補修しても既存と同じ模様にできず、補修跡が目立ちやすいのがデメリットです。

他の塗装でも同様のデメリットはありますが、スタッコの場合は特に目立ちやすくなります。

目立たなくするには一面塗り替える必要がありますが、そうすると当然費用がかかってしまいます。

スタッコ仕上げとリシン仕上げの違い

項目スタッコリシン
見た目重厚感のある凹凸やトゲトゲ単調なトゲトゲ
耐久性約10年約7年
費用コテ塗りの場合は高いスタッコ吹き付け塗装と同程度
工期コテ塗りの場合は長いスタッコ吹き付け塗装と同程度
スタッコ仕上げとリシン仕上げの違い

こちらがスタッコ仕上げとリシン仕上げの違いを表にしたものです。

スタッコとリシンでは、耐久性に差があるため、耐久性を重視するならスタッコの方がおすすめです。

費用や工期については、吹き付け塗装の場合、大きな差はありませんが、スタッコのコテ塗りは工法が全く違うため、費用や工期に違いがあります。

スタッコ仕上げの費用相場

工法仕上げ費用相場
吹き付け塗装吹き放し2,000円~2,200円/㎡
吹き付け塗装ヘッドカット2,100円~2,500円/㎡
コテ塗り5,000円/㎡
スタッコ仕上げの費用相場

※使用する塗料や模様、業者さんによって費用は異なります

こちらがスタッコ仕上げの費用相場を表にまとめたものです。

スタッコ仕上げの費用相場は吹き付け塗装2種類は比較的近い単価ですが、コテ塗りは工期が長くなる分、人件費がかかり、単価が高くなります。

まとめ

スタッコ仕上げの最大の特徴はデザイン性があり、個性的な仕上がりを作れることです。

工法には、コテ塗りと吹き付け塗装があり、吹き付け塗装には、そのまま固める吹き放しとローラーなどで押さえるヘッドカットがあります。

デザイン性が高いメリットがある一方で、職人さんの技術力に依存したり、汚れやすい、ひび割れしやすい、補修跡が目立つなどのデメリットもあります。

デザインについては、個性的な仕上がりの外壁と長い年月を共に過ごすことになる分、よく業者さんと打ち合わせをし、慎重に選ぶようにしましょう。

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