雨漏りの修理費用の相場は5万〜50万!失敗しない修理業者の選び方まで解説

雨漏り修理の費用相場

雨漏りの修理費用はおおよそ5万円〜50万円が相場です。

ただ、劣化が激しく屋根を入れ替える必要がある場合は、250万円ほどかかるケースもあり、劣化状況や修理方法によって大きなブレがあります。

また、ご自身で修理すると値段は安く済みますが、思わぬ落とし穴になるケースもあり注意が必要です。

雨漏りは、屋根であれば内部が傷んでおり緊急性が高いため、費用相場についてお伝えする前に、まずは発生時にチェックするべきポイントからお伝えしていきます。

この記事のポイント
  1. 雨漏りの修理費用は5万円〜50万円が相場
  2. 雨漏りを放置すると費用が高額になるので注意
  3. 地域密着の優良業者への相見積もりをすると費用が安くなる
目次

雨漏りの発生時に行う3つのステップ

雨漏りは、原因を見誤ると修理しても直らないケースがあったり、緊急性が高いため、割高な値段で業者に依頼することになるなど失敗しやすいポイントが多く注意が必要です。

まずは、雨漏り発生時に行う対処の流れを確認していきましょう。


STEP
バケツなどを使い雨水を受け止める

雨水による室内の劣化を防ぐため、バケツや風呂桶、タオルなどを使い、雨水で床などが濡れないように対処しましょう。

ご自身で、知識がある方は応急処置を行うことも1つの方法ですが、屋根など高所での作業は危険が伴うため、ご注意下さい。

STEP
原因を特定する(業者に依頼)

バケツなどによる応急処置が終わったら、続いて、原因特定のため雨漏り修理業者に依頼して、雨漏りの検査をしましょう。

建物の構造に詳しくないと判断を誤り、建物の劣化が進んでしまう危険性があるため、専門家に依頼するのがおすすめです。

STEP
被害箇所や原因に合わせた修理を行う

雨漏りしている場所と原因がわかったら修理を行います。

ご自身や身内の方が工務店に勤めていて知識がある方は、自身で修理を行うことも可能かもしれませんが、そうでない場合、雨漏り修理業者を利用するのがおすすめです。


雨が上がり、雨漏りした部分が乾くと、原因の特定に時間を要する場合があるため、雨漏りした部分は写真をとっておくようにしましょう。

撮った写真は、火災保険の申請を行う際にも役に立ちます。

雨漏りの修理費用の相場まとめ

雨漏りの費用項目内容備考
調査費雨漏りの原因調査にかかる費用調査方法により費用が前後
部材費雨漏りを直すための部品の費用修理規模が大きくなると増加
人件費雨漏りを直すために動く職人・営業の費用関わる人数が増えると増加
業者利益事業経営に必要な利益部分事業者により変動
雨漏り修理にかかる費用項目

こちらが雨漏りの修理にかかる費用の項目を表にしたものです。

費用の増加要因として大きいのは、部材費と人件費で、修理規模が大きくなれば職人さんの人数や日数も増えるため、費用が増加します。

雨漏りの修理費用は、おおよそ5万円〜50万円と冒頭にお伝えしましたが、平均的には30万円ほどです。

ただ、原因調査に費用がかかったり、場所や劣化状況、修理の種類によって金額に大きなブレがあります。

ご自身で修理する場合の費用も含めて、項目ごとに修理のためにかかる費用の相場をまとめました。

雨漏りの原因調査の費用相場

雨漏りの調査方法原因調査の費用相場
目視調査0円〜3万円
散水調査3万円〜10万円
発光液調査10万円〜25万円
赤外線サーモグラフィー調査20万円〜30万円
解体調査0円〜10万円
雨漏りの原因調査方法と費用相場

こちらが雨漏りの原因調査と費用相場の表です。

必ずしも費用が高い調査がいい方法ではなく、やはり、安く原因を特定できた方が良く、熟練した職人さんであれば、目視によって原因を特定できる可能性が高いです。

雨漏り調査の方法について、それぞれどのようなものか、お伝えいたします。

目視調査

目視による調査は、名前の通り雨漏り箇所を目で見て調査する方法です。調査時間は30分ほどが目安です。

目で見える部分だけで雨漏りの原因がわかるケースに限定されるため、原因の特定が目視で困難な場合や、雨漏りが複数の経路から起こってる場合は、他の調査方法を行うことになります。

目視調査の費用は0円〜3万円が相場です。業者によっては、目視調査を無料で行っているところもあります。

散水調査

散水調査は、晴れていて雨漏りが一時的におさまっている状態で、雨漏りの原因の特定が困難な場合に行います。調査は半日〜2日ほどかかります。

先ほど、雨漏りした箇所の写真を撮っておくと役立つことを紹介しましたが、それは写真があれば目視調査で済むケースもあるためです(もちろん写真だけでは判断が難しいケースもあります)。

名前の通り、雨漏りしていると思われる場所に水を流す方法で、散水調査の費用は3万円〜10万円が相場です。

ただし、屋根の場合は足場を使うケースもあり、足場代がかかると高額になります。それ以外にも、自宅の水を使うため、水道代が多少かかります。

発光液調査

発光液調査は、紫外線投射発光調査ともいい、発光塗料を混ぜた調査液を使い、紫外線を屋根裏や室内から当てて、雨漏りがどこから発生しているのか調査する方法です。

塗料が発光するため、どのような経路で雨漏りが起こっているのか特定することができます。

発光液調査の費用は10万円〜25万円が相場です。

赤外線サーモグラフィー調査

サーモグラフィーのイメージ
サーモグラフィーのイメージ

赤外線サーモグラフィー調査は、建物の外からサーモグラフィーを当てることで、内部の温度差を見る調査方法です。

雨漏りが起こっている場所は、雨水によって温度が低く、青い色に映るため特定ができます。

散水や発光液などの調査と比較して、建物に負担をかけずに済みますが、20万円〜30万円と費用相場は高めです。

解体調査

解体調査は、名前の通り、雨漏りの原因と考えられる場所を一部解体して内部を調べる調査です。

解体調査の費用相場は0万円〜10万円です。ただし、足場を使うような高所の場合、足場代がかかる可能性があります。

雨漏りの修理箇所による費用相場の違い

雨漏りの修理箇所費用相場
屋根3万円〜50万円
屋上20万円〜100万円
天井5万円〜30万円
棟板金(むねばんきん)3万円〜20万円
谷樋(たにとい)10万円〜20万円
ベランダ3万円〜25万円
外壁5万円〜50万円
3万円〜25万円
雨漏りの修理箇所と費用相場

こちらが雨漏りの修理箇所と費用相場の表です。それぞれの修理の特徴などをまとめてお伝えします。

屋根

台風の飛来物によって屋根の一部がかけたり、ひび割れを起こすと屋根から雨漏りが起こります。

瓦のズレを直すだけであれば、数万円ほどですが、下地の補修を行うケースでは、30万円ほどかかるケースもあります。

コーキングの補修であれば、5万円〜10万円ほどが費用の相場です。漆喰の補修が必要なケースでは、20万円〜40万円ほどかかります。

小さなひび割れや屋根材のズレであれば、簡易な補修で済みますが、劣化が進み屋根の下にある防水シートまで劣化してしまうと、屋根材全体の交換が必要になり高額になるケースがあります。

屋上

三角屋根ではなく、陸屋根と呼ばれる屋上がある屋根の場合、修理費用は20万円〜100万円が相場ですが、100㎡までであれば、50万円以下で済むケースが多いです。

陸屋根の雨漏りの原因は、防水材の劣化や排水口の詰まりが原因となるケースが多いです。

天井

雨漏りしている天井

雨漏りした天井を修理する費用相場は5万円〜30万円ほどです。

天井のシートの張り替えや下地の交換が必要になります。雨漏りが広がっている面積によって、費用が変わるため注意が必要です。おおよそ10㎡あたり5万円ほどが費用相場です。

状況によっては、屋根の下にある防水シートの腐食が進んでいるなど、他に修理が必要な部分があるため、合計すると費用が高額になる可能性があります。

棟板金

棟板金

棟板金は、屋根の頂点部分に設置される金属の板で、固定するための釘やビスが緩んでしまうことで雨漏りが起こります。

棟板金のみの交換の場合は、3万円〜20万円が費用の相場です。

おおよそ棟板金は、7年〜10年ほどで劣化が進むため、メンテナンスを行うことが重要になります。

谷樋

谷樋

谷樋は、屋根材の境目で、屋根に降ってきた雨を一度受け止める場所であるため、雨による経年劣化が起きやすい場所です。

谷樋の交換は、10万円〜20万円が費用の相場です。金属系の屋根であれば谷樋はついていることが多いため、注意が必要になります。

ベランダ

ベランダは、雨風に晒されるため、劣化が起こりやすい箇所です。特に外壁とのつなぎ目部分劣化して、雨漏りが起こりやすいです。また、防水シートが破損して起こるケースもあります。

ベランダの雨漏り修理の費用は、3万円〜25万円が相場です。作業としては、原因に合わせて防水シートの入れ替えやコーキングの補修などを行います。

修理に関しては、つなぎ目の部分をコーキングすることで終わるケースが多いです。

外壁

外壁から雨漏りするというのは、あまりイメージがわかないかもしれませんが、サイディングの場合コーキング部分が劣化して雨漏りが起こることがあります。

外壁の境目のコーキングやひび割れの補修であれば、5万円〜10万円が費用の相場ですが、コーキングをしっかり打ち直す場合は、30万円ほどになる可能性があります。

また、足場が必要になると足場代がかかるため、50万円ほどになるケースもあります。

コーキング部分は、5年〜7年ほどで劣化が進むため、メンテナンスでシーリング材を打つことが必要になります。

雨漏りを機に、外壁を塗り直す場合は、110万円前後が費用相場となります。

窓は、他の部材とのつなぎ目があるため、つなぎ目が劣化すると雨漏りが起きます。つなぎ目を塞いでいるコーキング部分が劣化することで、窓から水が侵入してしまうのです。

窓やサッシの雨漏りの費用は、3万円〜25万円が相場ですが、天窓の交換を行う場合、20万円〜30万円かかります。また、足場代がかかるため、高額になりやすいです。

雨漏りの修理を自分でする場合の費用相場

雨漏りの修理を自分でするケースは、原因調査後に簡易な補修をして、本格的な修理に備えるケースに多いです。

また、ご自身で住宅関連の仕事をされている場合、DIYで修理するケースもあるでしょう。

雨漏りの簡易な補修の場合、防水テープやコーキングによる補修を行うことが一般的で、修理を自分する場合の費用相場は5万円〜10万円ほどです。

ただ、高所での作業は転落などの危険があるため、不慣れな場合は危険です。

また、正しく修理できていなかった場合、再度雨漏りが起こり、住宅が劣化する原因になるため、専門性が高い業者に依頼して修理する方がおすすめです。

失敗しない雨漏り修理業者の選び方

訪問型の業者を選ばない

自ら営業にくる訪問型の業者は、修理費用に営業のための人件費がプラスされます。つまり、この時点で相場より費用が割高になります。

また、『無料』『今だけ』などといった期限を作り契約を煽る営業手法で、より割高な費用の契約をしようとセールスしてくるため、選んではいけません。

調査の結果を画像で提示し、どのような工事がなぜ必要なのかをしっかりと説明してくれる業者を選ぶ必要があります。

また、訪問型の悪徳業者のよくある手口として、見積もりの内容を抽象的にして、費用をかさ増しするという手法があります。

そのため、見積もりの内訳が詳しく書かれており、説明してくれる業者を選びましょう。

雨漏り診断士がいる業者を選ぶ

雨漏りのプロである雨漏り診断士が在籍している業者は、雨漏り修理に対して力を入れており、自信がある可能性が高いと言えます。

雨漏り診断士は、NPO法人雨漏り診断士協会が認定していて、雨漏りの原因を特定するための知識と経験を裏付ける資格です。

資格には、講習会があり、最新の知識をアップデートしている可能性が高いため、雨漏り診断士がいる業者を選ぶことで、失敗する可能性が低くなります。

地域密着型の業者を選ぶ

地域密着型の業者は、その土地や建物の特徴に詳しいのが特徴です。

例えば、台風による雨漏りが多い地域であれば、他の家でも同じような事例を多く修理していることが多く、地域で起こりやすい事例に対して経験が豊富な業者が多い傾向があります。

続いてお伝えしますが、金額面でも仕組み上、大手より安いことが多いため、割高な金額を払う可能性も低くなります。

雨漏りの修理費用を安くする方法

雨漏りした場所の写真を撮っておく

既にお伝えした部分ですが、雨漏りした部分が乾いており、目視調査で判断が難しい場合は、散水調査などを必要とする可能性があります。

写真は調査の手がかりになり、経験が豊富な業者であれば原因を特定できる場合があるため、調査費用が安く済む可能性があります。

雨漏りが起きたらすぐに修理を依頼する

小さな雨漏りだからと応急処置のみで放置しておくと、大きな修繕が必要になり、費用が高くなるかもしれません。

例えば、屋根材を入れ替える場合は、200万円前後かかる可能性があります。通常の雨漏り修理の費用相場は30万円ほどですから6倍以上になる可能性があるのです。

費用を安く抑えるためにも、雨漏りが起きたらできるだけ早く修理を依頼することがおすすめです。

相見積もりをとる

住宅業界の費用の相場は基本的に言い値で決まるため、相場にはブレがあります。

雨漏りなど住宅の修理は何度も経験することが少ないため、依頼側は情報をあまり持っていません。

悪徳業者の場合、そこに目をつけて割高な金額を提示することがあり、1社からの見積もりではそれに気づけない可能性があります。

一方、相見積もりを取れば、割高な金額を提示すれば選ばれることがないため、業者側としても適正な金額で見積もりを出さざるをえません。

他にも、費用の説明が丁寧か、話してみて専門知識がありそうかなど見極める機会が生まれるため、費用が安く済むだけでなく失敗しにくくなります。

火災保険を利用する

台風が原因の雨漏りの場合、火災保険の適用対象となります。火災保険は、火災だけでなく、風災、雪災、雹災などでもおりるため、一度保険会社に確認してみて下さい。

また、地震による破損の場合は、地震保険の適用対象になるため、保険会社に保険がおりるか確認しましょう。

一方で、経年劣化や人為的な破損の場合は、火災保険の対象にはなりません。

大手ハウスメーカーに頼まない

地域密着型の業者の方が安く済むのは、大手メーカーと比較して人が動く人数が少ないからです。

大手ハウスメーカー経由の場合、営業担当が話を受付ますが、営業担当が修理できるケースは稀で、下請けの業者、さらには孫請けの業者に依頼して修理してもらうケースもあります。

すると、下請け業者が営業担当に出した見積もりに、人件費や仲介手数料を上乗せされた見積もりがあなたの手元にやってきます。

動く人数が多いとそれだけお金がかかり、中間手数料など本来払う必要のないお金がかかります。

裏を返せば、中間手数料が発生しない地域密着の業者に頼むことで修理費用を安くすることができるのです。

まとめ

雨漏りの修理費用の相場は、5万円〜50万円で、平均的には30万円ほど済むケースが多いです。

ただ、劣化が進んでいると大規模なリフォームが必要になり、100万円以上になるケースもあり注意が必要です。

雨漏りは修理する部分によっても金額が前後するため、相場を知っておくことで、悪徳業者の割高な見積もり気づくことができます。

費用を抑えて、優良業者に修理してもらいたい場合、ご自身で業者を探す手間を省ける相見積もりサービスを使うのがおすすめです。

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