フッ素塗料のデメリットは値段だけ?特徴や主要メーカー塗料まとめ

フッ素塗料

フッ素塗料は樹脂だけで分類すると最高グレードです。価格が高い分耐久性が非常に優れています。

ただ、「ものはいいんだろうけど、高いのはちょっと…」と躊躇してしまうかもしれません。

本記事ではフッ素塗料の特徴、メリットデメリット、価格や耐用年数、他の塗料との比較や主要メーカーの商品をまとめてお届けします。

ご覧いただくことでフッ素塗料はご自身に合うのかご判断しやすくなるため、ぜひ最後までご覧下さい。

この記事のポイント
  1. フッ素塗料は耐久性に優れる塗料
  2. 価格は高いものの長期的にコスパ良し
  3. 職人さんの腕が試される塗料
目次

フッ素塗料はどんな塗料?

まずはじめにフッ素塗料の特徴と種類をお伝えします。

フッ素塗料の特徴

フッ素塗料は塗料の主成分である樹脂にフッ素が使われている塗料です。

金額は高いものの耐久性が非常に優れているため、大きなビルなどに使われます。例えば、六本木ヒルズ森タワーでは日本ペイントの『デュフロン4FI』というフッ素塗料が使われています。

一方で、金額が高いため悪徳業者がサヤ抜きのために提案したり、古い塗膜の処理や下地の塗り方がしっかりしていないと本来の力を発揮できないことがあります。

そのため、信頼できる工務店や塗装専門店に依頼することが重要です。

フッ素塗料の種類

フッ素塗料には主に3種類のフッ素樹脂があります。

  1. 特殊な3F系フッ素樹脂
  2. 4F系フッ素樹脂
  3. 3F系フッ素樹脂

この3つがフッ素樹脂の種類です。

フッ素塗料ができはじめのころは3F系フッ素樹脂しかありませんでしが、3F系は一部に塩素原子があるため、紫外線に弱めでした。

紫外線への弱点を克服したのが4F系フッ素樹脂であり通常の3F系より耐久性が上です。

また、特殊な3Fフッ素樹脂は4F系より耐久性がさらに高いのですが、これは非常に強固で安定した結合の3F系フッ素樹脂を使っているためです。

フッ素塗料のメリットデメリット

フッ素塗料のメリットデメリット

フッ素塗料のメリットデメリットをまとめました。

フッ素塗料のメリット

フッ素塗料のメリットは以下の通りです。

  • 耐久性が非常に高い
  • 長期的に見てコスパが良い
  • 保証期間が長い

それぞれのメリットについて詳しくお伝えします。

耐久性が非常に高い

フッ素塗料は耐久性が非常に高いため耐用年数が15年以上と長くなります。

  • 耐候性
  • 耐熱性
  • 親水性(耐汚性)
  • 防藻性
  • 防カビ性
  • 耐摩擦性
  • 耐薬品性

このようにフッ素塗料は最高グレードの塗料だけあり、様々な機能を持っています。

長期的に見てコスパが良い

フッ素塗料は価格が高いですが同時に耐久性も高いため、長い目で見るとトータルの費用が安くて済みます。

その理由は、外壁塗装の費用において塗料自体の価格は2〜3割ほどであるからです。

残りは人件費や足場代、材料の運送費などその他の費用ですが、塗装を何度もすると塗料以外の費用が多くかかり結果的に多くの金額が必要になります。

保証期間が長い

フッ素塗料は他の塗料と比較して耐用年数が長いため、その分保証期間が長くなります。

ただ、施工する工務店や塗装店によって保証内容が異なりますので、契約する前に内容を一度確かめておきましょう。

フッ素塗料のデメリット

フッ素塗料のデメリットは以下の通りです。

  • 単価が高い
  • マットな仕上げをできるものが少ない
  • 悪徳業者に注意が必要

それぞれのデメリットについて詳細をお伝えします。

単価が高い

フッ素塗料はグレードが高いだけあって単価が高いです。そのため、予算が限られている場合は選択肢として適さない場合があります。

マットな仕上げをできるものが少ない

フッ素塗料は基本的にツヤありの塗料ばかりです。ツヤなしはAGCコーテック(株)が販売しているルミステージの水性タイプなど限られています。

新築のようなツヤありが好みであれば問題ありませんが、マットな質感が合う和風の外観が好きなのであれば適さない塗料です。

悪徳業者に注意が必要

フッ素塗料は価格が高いため塗装業者が、

  • 塗料を薄める
  • 塗る回数を減らす
  • 安い塗料を使う

などをして本来の塗料の価格より安くおさまるように不正をする可能性が高まります。

また、フッ素は入っているものの低濃度で原価が安く耐用年数が短いオリジナル塗料を高い価格で販売し、不正に儲ける悪徳業者もいますので注意が必要がです。

フッ素塗料を選ぶ際は大手メーカーやフッ素塗料の中でも有名な塗料を選び、信頼できる工務店や塗装店に依頼することが大切になります。

フッ素塗料の価格や耐用年数と他の塗料との比較

塗料の種類耐用年数1㎡あたりの価格
アクリル塗料5年〜7年1,400円〜1,600円
ウレタン塗料8年〜10年1,700円〜2,200円
シリコン塗料10年〜15年2,300円〜3,000円
フッ素塗料15年〜20年3,800円〜4,800円

フッ素塗料は耐用年数が15年〜20年、1㎡あたりの価格が3,800円〜4,800円で樹脂で分類した塗料の中では最高グレードです。

現在では性質を付与した分類で光触媒塗料、無機塗料といった耐用年数が長く高品質な塗料が登場しています。

また、耐用年数は同じ塗料であっても雨や太陽光に晒される機会が多い屋根の方が短くなります。

屋根と外壁の耐用年数を揃えるために、屋根にフッ素塗料を使い外壁はシリコン塗料を使うことは屋根・外壁塗装の際にはよくあります。

おすすめのフッ素塗料やメーカーは?

フッ素塗料でおすすめのメーカーや塗料についてまとめました。

日本ペイントのおすすめフッ素塗料

日本ペイントのおすすめのフッ素塗料を屋根用と外壁用に分けてお伝えします。

屋根用

日本ペイントの屋根用でおすすめなフッ素塗料はサーモアイ4Fです。1㎡あたりの単価は4,000円前後です。

耐久性があり日光がよく当たる屋根に重要な遮熱効果が付与されています。

他にも、ファイン4Fベストは1㎡あたり3,500円前後と少し安く耐久性に優れているためおすすめです。

外壁用

日本ペイントの外壁用でおすすめなフッ素塗料はファイン4Fセラミックです。価格は1㎡あたり4,000円前後。ニオイがあまりせず耐候性に優れている特徴があります。

エスケー化研のおすすめフッ素塗料

エスケー化研のおすすめのフッ素塗料を屋根用と外壁用に分けてお伝えします。

屋根用

エスケー化研の屋根用でおすすめなフッ素塗料はクールタイトFです。1㎡あたりの単価は4,000円前後です。

ガイナほどではありませんが、塗料の中でもメジャーで耐久性が高い塗料です。

外壁用

エスケー化研の外壁用でおすすめなフッ素塗料はクリーンマイルドフッソです。1㎡あたりの単価は4,500円前後。仕上がりの美しさや耐久性が優れている塗料です。

AGCコーテックのおすすめフッ素塗料

AGCコーテックのおすすめのフッ素塗料を屋根用と外壁用に分けてお伝えします。

屋根用

AGCコーテックの屋根用でおすすめなフッ素塗料はルミステージです。1㎡あたりの単価は5,000円前後と高めですが、フッ素塗料の中でもトップクラスの耐久性があります。

耐久性の秘訣は先ほどフッ素塗料の種類でご紹介した特殊な3F系フッ素樹脂を使っているためです。分子が強く結合しているため、劣化因子による劣化を防いでくれる構造になっています。

外壁用

AGCコーテックの外壁用でおすすめなフッ素塗料も同じくルミステージです。屋根用はツヤありのみですが、外壁用はツヤなしのものがあります。

フッ素塗料のよくある質問

フッ素塗料はひび割れしやすいの?

フッ素塗料はシリコン塗料と比較すると塗膜が硬いです。そのため、モルタルなどひび割れが懸念される外壁材もありますが、弾性タイプのものを塗ることで解決可能です。そのような知識がある塗装店に依頼することが重要です。

フッ素塗料はツヤ消しタイプはないの?

ルミステージなどの水性タイプであればツヤ消しタイプの塗料があります。

フッ素塗料を使うと塗り替えは難しいの?

以前はフッ素を一度塗ったら次もフッ素でないといけないとされている時期もありましたが、現在はそのようなことはありません。

まとめ

フッ素塗料のデメリットは価格以外ではツヤなしを選べる塗料が少ないことや工務店の信頼感が試される塗料であることです。

価格は高いですが、それに見合った耐久性があり、長い目で見て外壁塗装のコストを抑えてくれます。

一方で、価格が高い分業者側もサヤを抜くために悪いことを考えやすい塗料です。扱いが難しい部分もあるため職人さんの腕や工務店の良心を見極めることが重要です。

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