外壁塗装は下地処理で差が出る!種類や費用と長持ちする秘訣まとめ

外壁塗装の下地処理

外壁塗装を成功させるのに重要なポイントの1つが下地処理です。

外壁塗装が必要になる周期は約10~15年が目安と言われますが、下地処理が十分でないと5年と短くなったり、最悪の場合は1年たらずで色あせや剥がれが発生しかねません。

外壁塗装の費用は安くなく、30坪の2階建てで130万円ほどの費用が発生するため、もう一度やり直すと言うわけにはいきません。

そうならないためにも、下地処理をしっかり実施する必要があるのです。

この記事では、

  1. 下地処理の重要な理由
  2. 下地処理の種類
  3. 下地処理の費用相場

をまとめてお伝えしますでの、外壁塗装における下地処理の重要性や、費用などを知りたい方はぜひお役立て下さい。

この記事のポイント
  1. 下地処理が重要な理由は、失敗すると外壁塗装の寿命が短くなるため
  2. 下地処理の主な種類は、高圧洗浄、ケレン、クラック補修、シーリング補修がある
  3. 下地処理の費用相場は、おおよそ23万円前後であるものの、劣化状態で幅がある
目次

下地処理の重要な理由

下地処理とは、既存外壁に付いたホコリやサビ、既存塗膜から出る顔料などを洗浄し除去すること、また既存塗膜の剥がれや段差、ひび割れの補修を行う工程のことです。

例えば、壁にテープを張るときに汚れていたり、凹凸があるとくっつきにくいですよね。キレイに汚れを拭き取り、平滑にすればピタッと張れるのと同じことです。

下地処理が重要な理由は、外壁塗装の最初の工程であり、基材(外壁材)と塗料の密着性に直接影響し、下地処理が十分でないと、新しく塗った塗装がすぐに剥がれることに繋がる恐れがあるためです。

表面を綺麗に塗装すれば見た目ではすぐにわからないので、納得される方がほとんどです。

ただ、それはあくまで見た目のことで、目に見えない下地処理の部分が失敗していると、時間が経ち悪影響を実感することになります。

外壁塗装工事を成功させる上で、下地処理の重要度は全工程の中で半分以上を占めるといっても過言ではありません。

下地処理の種類

下地処理の種類は、

  1. 高圧洗浄
  2. ケレン
  3. クラック補修
  4. シーリング補修

こちらの4種類です。基材の状況を確認し、適切な下地処理を選定する必要があります。

この中でも、高圧洗浄は基材の状態関係なく実施しなければならない工程です。

下地処理がそれぞれどのような作業をするのか、目的は何か、お伝えします。

高圧洗浄

外壁塗装の高圧洗浄は非常に重要な作業で、既存外壁に付いたカビ・藻・コケ・汚れ・既存塗料の顔料などを清掃するのが目的です。

高圧洗浄をせずに塗装すると、新しい塗料は汚れが原因でしっかり密着せず、耐用年数を迎える前に塗装が剥がれることに繋がります。

実際に、塗装してから1年経たずに剥がれたという事例もあります。

使用する道具は、電気式の『高圧洗浄機』です。

注意事項は、

  • 水道代が施主側負担であること
  • 使用中は騒音が出ること

です。

もちろん、住宅街が主な工事場所になりますので、近隣住宅の配慮を考え防音性のある高圧洗浄機を使用します。

それでも、トラブルを避けるために、近隣住宅の方々には事前に案内文を配布したり、事前にあいさつをすることが好ましいです。

ケレン

ケレン作業は、剥げかけている塗膜や鉄部のサビ、油汚れなどを除去する目的があります。

しっかりケレンしないと、塗料の接着効果が弱くなり剥がれの原因となります。

ケレンには、劣化の状態によって種類があります。

  1. ケレン1種…腐食が激しい
  2. ケレン2種…塗膜の劣化が進行している
  3. ケレン3種…部分的な劣化
  4. ケレン4種…チョーキングや汚れの発生

こちらがケレンのレベル分けになっています。例えば、ケレン1種で腐食が激しい場合は、ブラスト工法という特殊な工法を使いますが、一般住宅で使われることは稀です。

ケレン2種の場合、『ディスクサンダー』という電動工具などを使い塗膜を除去します。

ケレン3種や4種にあたる軽微な劣化状態の場合、手作業で『紙ヤスリ』や『ワイヤーブラシ』を使い凹凸を除去します。

他にも、塗装やサビを落とす『スクレパー』、サイディングの目地材を取る『皮すき』などの道具が使われます。

ケレンでツルツルにしすぎても塗料の接着不良を起こすため、わざと細かい傷をつけてザラザラにし、目あらしする場合があります。

クラック補修

クラックとは、ひび割れのことです。

モルタル壁やコンクリート壁に発生することがほとんどですが、サイディングの壁にも発生することがあります。

クラック発生の原因は、地震やコンクリートの乾燥収縮が原因である場合がほとんどです。

クラックには2種類あり、

  1. 細いひび割れ…ヘアークラック
  2. 幅0.05mm以上のひび割れ…クラック

に分類されます。

ヘアークラックは、表面のみの劣化の場合がほとんどのため、しっかりした補修は必要ありません。

一方、クラックは、雨漏りや爆裂など重大事故に繋がる可能性があり、適切な補修方法で補修する必要があります。

爆裂とは…クラックに水が浸入し、中の鉄筋がサビて膨張した影響で、コンクリートが剥離することです。サビた鉄筋を一度むき出しにし、サビを落としてサビ止め処理をしてから、モルタル補修をする必要があります。

シーリング補修

シーリングとは、外壁材と外壁材の繋ぎ目の部分のことを言い、主にサイディングの外壁に見られ、コーキングとも言われます。

繋ぎ目部分が劣化して、雨水が侵入すると雨漏りの原因になるため、補修する必要があります。

補修方法は2種類あり、

  1. 打ち直し
  2. 打ち増し

があります。

打ち直しは、既存のシーリングを撤去して新たなシーリングを、打ち直すため費用が高くなります。

一方、打ち増しは、既存のシーリングはそのままにして、上から新たなシーリングを被せますので、打ち直しに比べれば安くなりますが耐久年数はあまり長くありません。

長年、雨や紫外線を浴びていると硬化して柔軟性がなくなり、ひび割れを起こしてしまいます。さらに、そこから雨水が浸入すると雨漏りが発生することになります。

下地処理の単価と相場相場

下地処理の種類単価費用相場目安
高圧洗浄200円~300円/m220,000円〜40,000円
ケレン200円~2,000円/m270,000円〜120,000円
クラック補修1,500円〜2,500円/m210,000円〜50,000円
シーリング補修500円~1,200円/m50,000円〜150,000円
下地処理の種類と単価・30坪の場合の費用相場

こちらが下地処理の種類と単価・30坪の場合の費用相場の目安を表にしたものです。相場の平均金額を合計すると23万円です。

これらの金額は部分的な補修になる場合、見積書で『一式』と表記されることがあります。

また、面積が広かったり、建物の高さがある場合、見積段階では下地処理数量をおおよそで記載し、足場設置後に外壁の調査を行い、実際の下地処理数量を計算してから費用を算出する『実数精算』という方法をとることがあります。

もし、『下地処理費用一式』など、一括で表記されている場合は、

  1. どの部分に
  2. どのような作業を
  3. どのくらいの単価でするのか

こちらを確認しましょう。

まとめ

外壁塗装を成功させるためには、下地処理は絶対に手抜きされてはいけない工程です。

どんなに高級な塗料を塗っても、塗装の剥がれに直接的に影響を及ぼす下地処理を手抜きしてしまうと、1年経たずに剥がれてしまうことにもなりかねません。

外壁塗装の下地処理の種類には、

  1. 高圧洗浄
  2. ケレン
  3. クラック補修
  4. シーリング補修

の主に4種類があり、費用相場は30坪の住宅の場合、23万円前後が目安になりますが、劣化状態で大きく前後する可能性があります。

外壁塗装を長持ちさせる秘訣は、下地処理が上手い業者さんにお願いすることです。なぜなら、完成したら目には見えない部分だからです。

信頼できる業者さんを選ぶポイントは、

  1. 見積書に下地処理の項目があるか
  2. 下地処理費用の内訳の説明ができるか
  3. なぜ見積もりした下地処理が必要か説明があるか

などのポイントがあります。

業者選びに不安がある方は、優良業者を比較検討できるサービスを利用されてみてはいかがでしょうか。

他にも、しっかり施工写真を撮ってもらい確認できるようにする、時間があれば実際の施工状況を確認するなどした方が、手間ではありますがリスクを抑えられます。

本記事が外壁塗装を検討する上でお役に立てましたら幸いです。

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